サックスとギター~須川展也「jenna~ジェンナ~」を聴いている2010/04/26

聴く音楽の路線は、今はやっぱり癒し系。

ここ数日よく聴いているのが、須川展也(サックス)「ジェンナ ~Jenna~」
クラシカルサックスの第一人者とも呼ばれる名プレーヤーだが、このアルバムでは映画音楽やポピュラー音楽、古い海外民謡などの選曲となっている。



サックスの旋律とアコースティックギターの深い音が絡みあっている。
(ギターはマーティン・テイラー)
「人生に音楽はやっぱりどうしても必要だよな」などとしみじみ思わせてくれる、本当に心地よい一枚である。

音楽に「重い曲」「軽い曲」などという言い方をすることがあるが、これはなんだろう。
確かにベートーヴェンやブラームスなどクラシックの交響曲の重々しさに比べれば映画音楽やポピュラー音楽は軽い、といえるのかもしれない。

しかし、このアルバムを聴いていると「軽い」という言葉があまり似合わないように思う。
まるで、人生の酸いも甘いも噛み分けた寡黙な人物が何かのメッセージを発しているかのような…私にはそんなイメージであり、不思議な重量感がある。
それでいて決して重苦しくはなく、身体の中にじわりと染み込んでくる感じ。

選曲もいいのだろう。
長調で書かれていながら、どことなく哀愁を感じさせるような曲が多い。
そして軽妙でありながら、深い曲も。
「特にこの曲が好き。この曲だけ何度も聴きたい」という感じはあまり無い。
このアルバムのどの部分をとっても「いいな」と思うし、この選曲と収録順で一つの大きな音楽を作り出しているような気さえする。


もう一枚のお気に入り、須川展也「ノスタルジア」
これも長年聴いている。
12曲目はアルバムタイトルにもなっている曲、「ノスタルジア(菅野洋子作曲) 」。
これは私にとって泣ける曲。大事な大事な名曲。
聴いていると、ノスタルジアの世界へ、あるいは宇宙の果てまでも、飛んでいってしまいそうになる。

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